静岡の家
■ インテリア −和モダン−
落ち着いた雰囲気のインテリアとなるよう、和風の要素を取り入れながらも、モダンで暮らしやすい空間を目指した。リビングダイニングは、障子によって柔らかな光が室内に入り込み、外界から切り離された、静かで居心地の良い居室を作り出す事ができた。
使用する仕上げ材料の種類を限定し、家具等のディテールを揃える事で、家全体の統一感が生まれている。
実際に住まわれたお施主様からは「モダンで上品な空間に日々ホッとします」と仰っていただき、当初の設計から目指してきたものが実現できた。
■ ピアノ室
お施主様のご希望により、ピアノ演奏のための部屋を1階に設けた。
ただの防音室ではなく、音響に最適な空間を作るため、設計段階から永田音響設計の福地氏に参加していただき、部屋の広さや高さ、音の反射・吸音に必要な壁・天井の構成や素材選び、空調等の設備から発生する音への対応など、詳細について図面と現場にて打ち合わせを重ね、共に試行錯誤しながら作り上げた1部屋である。実際にお施主様や多くの方に演奏いただき、完成度の高い音響空間を作る事ができた。音響室でありながらも大きな窓を設けることで、スタジオやホールとは違った、開放的なピアノ室になった事も特徴の1つである。
■ 外観
交通量の多い道路の交差点近くに敷地があり、騒音と外部からの視線をいかに遮りながら生活空間を作るかが課題であった。メインのリビングダイニングを2階に配置し、道路に面する壁には大きな窓を設けず、また内部に障子を設置することで、外部と内部の空間を自然に分離する事ができた。
外観はキュービックな形であるが、各階の庇・軒裏部分に木を貼ることで、建物全体的に柔らかな印象を与えている。
竣工:
所在地:静岡県
構造規模:
用途:戸建住宅
敷地面積:
建築面積:
延床面積:
施工: