■外観
角地という敷地の特徴を活かし、南東に大きな開口部を設けた住宅である。
2階に配されたリビング・ダイニングの開口部に沿って外付けブラインドを連続して設置することで、建物外観の水平ラインを強調するような特徴あるデザインとなった。
外付けブラインドにより、夏場は日射を遮り、冬場は窓を断熱することができ、温熱環境をコントロールすることができる。また、隣家や道路を行き交う人々からの視線を効果的に遮断し、プライバシーを守ることが可能となった。
■内装
内部で使う仕上げ材は、種類・色数をできるだけ絞り、全体的に落ち着きのある空間を目指した。間接照明によって、部屋全体を温かみのある色で包み込んでいる。階段の手摺やリビングの間仕切り扉、光天井などのディテールをデザインすることで、単調な空間とならないように気を配った。
竣工:2012年12月
所在地:東京都港区
構造規模:鉄筋コンクリート造地上3階建て
用途:戸建住宅
施工:株式会社岩本組