南麻布ハウス
都心における最大のスペース
都心の住宅地に建つ外国人向け1棟貸し住宅である。タイトな法制限のもと最大のスペースを確保することが求められた。
北側斜線をかわしつつ必要な住スペースを得るために、玄関、車庫、来客用寝室部分を半地下とすることで4層分の居住空間を実現した。また、リビングルームに連続する間口いっぱいのバルコニーといった屋外生活空間も最大限に活用した。
表裏の無いルーバー
リビングルームとつながるデッキバルコニーには、斜めのルーバーが外部からの視線を程よく遮っている。このスチール製の矢羽根模様のようなルーバーは、それ自体が構造体であり、間口10メートルのデッキ床を支える梁の役目も果たしている。デザインと構造が一体となり、外部から見ても室内から見ても、デッキ床の裏面から見ても、表裏のない美しデザインとした。
竣工:2012年2月
所在地:東京都港区
構造規模:RC造地上1階地上3階建
用途:戸建住宅
敷地面積:135.84平方メートル
建築面積: 81.13平方メートル
延床面積:226.21平方メートル
施工:株式会社大明建設