奈良の産婦人科
居心地のよいクリニックをつくる
奈良県田原本町の産婦人科クリニックの内装改修計画である。通常クリニックはメンテナンスのしやすさから、いわゆる「病院仕様」の建築となる事が多い。
今回の改修では、来訪者に安心感を与え、また居心地の良さを感じてもらえるような空間づくりを行った。
仕上げは木と紙クロスの組み合わせとし、特に床はクリの寄木張り仕上げ(無垢板)とした。また、ケミカルな材料は極力避け、自然塗料(オイル、水性ペイント)等を用い、健康的な空間となるように心がけた。
母と子の城
院長先生のコンセプトである、「母と子の城」にふさわしい空間づくりを行った。
安全な空間:小さな子供も来るスペースとして、仕上げの種類、コーナーの処理等、安全性に留意した。
健康的な空間:シックハウスやアトピー等に留意し、人の健康に支障のない素材を厳選し、さらにできるだけ無垢の木を使用して健康的な空間となるように心がけた。
心地よい空間:床暖房を設置し、さらにエアコンの吹出し口を分散化することで、滞在する事が体に負担をかけないような環境づくりを意識した。
工事種別:リノベーション
竣工:2012年1月
所在地:奈良県田原本町
施工:ゴセケン