埼玉の家
人工の湖に面した敷地に建つ住宅である。 ロケーションが良いため、敷地のレベルを上げて道路からの視線を避け、かつ気持ちのよい眺望を得れるようにした。
■景観を室内に取り込む
湖に面して2層吹き抜けの開口部を設け、1階の生活空間、2階のワークスペースを外部と連続させた。夏季の日射を考慮し、2階部分の開口部には外付けブラインドを設け、必要に応じて日射を効率よくコントロールできるようにしている。
■アールの屋根
家全体をアールの大屋根で覆い、家としての一体感を演出した。広い廊下、居間の吹き抜け、玄関の吹き抜け、地下から続くオープンな階段等とアールの屋根を関連づけ、開放的で天井の高さを活かした空間づくりを行った。
■風と光が通る家
家の中を南北、および東西に風と光が通り抜ける道をつくり、抜けのよい空間づくりを目指した。これにより、熱がこもる事なく、また省エネルギーに留意した家づくりが可能となった。
竣 工 :2011年6月
所 在 地 :埼玉県
構造規模:木造2階建
用 途:専用住宅
敷地面積:245.27平方メートル
建築面積:117.11平方メートル
延床面積:210.34平方メートル
施 工:山崎工務店