戸田の家
■敷地条件を利用した形
交通量の多い道路の角地に位置するため、騒音や視線を遮り、かつ生活空間を快適に確保する方法を検討した結果生まれた形です。壁で囲われた内側に設けたテラスが周辺環境に対する緩衝空間になっています。緩衝空間によって外からの騒音等を緩和し、内からは室内の延長空間として捉えることができるため、開放的で常に自然の光や風を室内に呼び込むことができます。
■ヴォールト屋根
集成梁を曲げてヴォールト屋根にしました。家の中でもボールト天井の広がりが感じられるように、部屋と部屋とのつながりを意識して設計しました。
■自然素材
外壁の『土壁』、内壁の『珪藻土』、内床の『無垢の杉フローリング』、木製建具の『青森ヒバ』、キッチンの『無垢のクリカウンター』など、出来る限り天然素材を使用することで、自然の温もりを感じられる住空間を作り出すことができました。
竣 工:2009年10月
所 在 地 :埼玉県戸田市
構造規模 :木造2階建
用 途 :長屋住宅
敷地面積 :208.70平方メートル
建築面積 :136.97平方メートル
延床面積 :214.23平方メートル
施 工:株式会社アイエスエー企画建設
外観1
外観2
リビングからテラス方向を見る
テラスから室内を見る
玄関
アプローチ
外観(夕景)