下井草の家
■アウタールームのある家
敷地は近郊住宅地にあり、東側に道路、北と東側を隣地家屋、南側は駐車場に面している。 将来予想される周辺環境の変化に対応する為に、建物を南側に開いたコの字型とし、中庭より採光を確保する構成とした。この外部空間を屋内と同等な生活空間と捉え、アウタールームとした。部屋のような雰囲気を出すために、塀とアルミのルーバーにより程よく囲われた空間とした。ルーバは光と風を通しつつ外部からのプライバシーを確保する。また、床のタイル・外部の水栓などを室内と同様の設えをし内と外の連続感をだした。限られた環境の中で外部空間を積極的に生活に取り入れ、より伸びやかに生活出来る家をめざした。
竣工:2005年10月
所在地:東京都杉並区
構造規模:木造地上1階建
用途:専用住宅
敷地面積:132.23平方メートル
建築面積:66.03平方メートル
延床面積:119.60平方メートル