川越のSAKEハウス
■ 店舗の顔・住宅の顔
1階が店舗、2・3階がオーナー住宅という構成は、ときにそれぞれの表情が混在し、ファサードが確立しない場合が多く見られる。この建物は北側と西側が店舗のファサードとなるが、そちらに極力生活感を出さないことに留意した。また、シンプルな立方体の壁面 に表情を与えるために、屋上に庇を張り出し、店舗としての存在感を表現した。
■"本物"を売る店
酒にたいするこだわり、思い入れを店舗空間に具象化した。生成り素材、製品のランクによる陳列空間の変化づけ等を行っている。
■近隣予測
建築敷地の南側隣地は、幹線道路の角地にあたり、高層の建物が建つ可能性がある。その場合でも住宅部分に最大限の採光を確保する為に、2・3階の南側はスキップ式のテラスとし、将来の住環境の変化に対応できるプランとした。
Sight 2005年夏号 掲載
まつざき酒店ホームページ
竣 工:2004年11月
所 在 地 :埼玉県川越市
構造規模:鉄筋コンクリート造3階建て
用 途:店舗併用住宅
建築面積:256.4平方メートル
延床面積:302.2平方メートル
施 工:川木建設