小平の家-2
■ 機能と形の一元化
夫婦+2人の子供の為の住宅である。敷地は住宅地街区の北西の角に位置し、周囲には隣家が立て込んだような立地となっている。玄関、和室、洗濯室等の機能をもたせた下屋と、浴室及び納戸の機能をもたせた2つの下屋が、個室及びLDKで構成される母屋に附随する形とし、機能と形の明瞭化を意図したプランとした。
■ 採光と大空間の確保
南側に2階建ての住宅があり、日照に留意した結果、1階に各個室を設け、2階の1フロアをLDKとしたことにより、家族の集う空間への日照を確保し、木造でありながら大空間を確保する為、大断面 の集成材を梁に使用し、大きなスパンの開口部を設け、光に満ちたリビングスペースとした。 また、塀と建物を一体化して連続させ、敷地を囲い込むことで、外部と内部の連続した一体的な生活空間をかたちづくっている。
竣 工:2004年12月
所 在 地 :東京都小平市
構造規模:木造2階建て
用 途:専用住宅
敷地面積:181.23平方メートル
建築面積:87.09平方メートル
延床面積:141.68平方メートル
施 工:本間建設株式会社