新座の家
■ ゲストハウスとしての家
この家は、ゲストハウス的な機能を持った住宅として計画された。 主棟の1階は玄関・ホール・リビング・ダイニング・キッチンを中庭に面したワンルームとし、来客時にはこのスペース全体がゲストルームとして機能する。
■ 緑の茂るコートハウス
南北に長い敷地を最大に活用するため、中庭をもつコートハウス型の配置とした。これによりプライバシーを保ちつつ外部の緑に対して開放的な生活空間が生まれた。
■ 生活を包むガラスブロックの壁
半透明のガラスブロックはコートハウスの内と外、上階と下階とを隔てつつも緩やかに繋ぎ、この家全体に「光のうつろい」を与えている。また、このガラスブロックの壁は中庭を囲う要素であるとともに、建物のファサードであり、街区に対して「家の顔」として存在している。
■ 素材の持味を引出す
ガラスブロックの壁とコンクリートの柱・梁を対比的に扱うことで、各々の素材感を際立たせている。
竣 工:2003年3月
所 在 地 :埼玉県新座市
構造規模:鉄筋コンクリート造地上2階建て
用 途:事務所併用住宅
敷地面積:222.02平方メートル
建築面積:132.57平方メートル
延床面積:233.56平方メートル
施 工:株式会社イシマ