ライフパートナーこぶし
第28回東京建築賞 優秀賞 及び
東京都知事賞受賞(平成14年)
医療福祉建築賞2003受賞
日本建築家協会 優秀建築選2005受賞
施設部分
■ こぶしの木を囲んで暮らす
敷地は武蔵野の雑木林の面影が色濃く残る住宅地にある.2本の既存の『こぶし』 の大木に敬意を払うと同時に,空間のオープン化を計り,開放的な雰囲気の中で「家 空間」としての延長線上にある施設づくりを目標とした.厚い杉板の床、連続する米松の格子、珪藻土の床・天井等,極力「生成」を意識した仕上げで構成している.
増築施設部分
■ 障害者施設において,より広範囲で弾力的な体験や 学習,訓練を可能とするスペースを確保することは ノーマライゼーションの思想において早急な課題となっている. 2000年に開所した『ライフパートナーこぶし』においても,既存部にないコンピュータの導入等,新しい試みが検討され,今回の作業棟増築に至った.厳しい建ぺい率・容積率・斜線制限の枠内で,小振りではあるが,エレベーターの導入,バリアフリーの徹底等,まとまりのある建物としている.
施設部分
竣 工:2000年11月
所 在 地 :東京都東久留米市
構造規模:鉄筋コンクリート造 地下1階地上3階
用 途:知的障害者入所更生施設
敷地面積:1388.70平方メートル
建築面積:461.00平方メートル
延床面積:1005.70平方メートル
施 工:松井建設株式会社
増築施設部分
竣 工:2004年3月
所 在 地 :東京都東久留米市
構造規模:木造2階
用 途:知的障害者入所更生施設
建築面積:42.59平方メートル
延床面積:82.49平方メートル
施 工:平成建設株式会社