六甲の家
■ 構造と意匠の両立
阪神・淡路大震災の教訓から耐震性の向上が求められる中、1階をピロティとする為、 ジョイスト梁工法を採用した。 このことにより妻側の壁面が不要となり、最大4台の駐車スペースの確保と、2階の 居間・主寝室・3階子供室からコートのヤマボウシを楽しむことができる。
■ 日常と非日常
建主は宝飾デザイナーで、1階北側の部屋をアトリエとして使用しているが、コート と駐車場部分を開放することで、屋外ギャラリーの一体的な利用も可能である。
■ 成長する家
コンクリートの躯体に対し、各間仕切りは木造で、生活スタイルの変更に対応できる よう考慮した。
竣 工:1998年11月
所 在 地 :兵庫県神戸市
構造規模:鉄筋コンクリート造3階建
用 途:専用住宅
敷地面積:142 平方メートル
建築面積: 86 平方メートル
延床面積:205 平方メートル
施 工:松村組
設 備:床暖房