豊かな自然と歴史を有する寄居の地にて、新しい住宅の計画が始まりました。

素晴らしい立地もさることながら、施主様が潤沢に所蔵されている貴重な材木を活かすこと、そして、そこから着想を得て設計を進めていくプロセスが本計画の大きな特徴になります。
先日見学させて頂いた中から一部を紹介させて頂きます。012 (2).jpg
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歴史的建造物や寺社仏閣でしか拝めないような大断面の材木の数々。
3枚目右側に写るのは土台となる六寸角の栗材。
実物の迫力を全ては伝えきれませんが、金属折板の上屋を支える角材(一般的な住宅で使われる太さ)と比較されればその偉容を感じて頂けるかと思います。
(この他にも、12m長の杉丸太、イチョウ材、5,6寸角の檜等々、拝見させて頂きました)

幾重にも刻まれた年輪を数えながら、彼らが生きてきた歳月とともに、立派な建築架構として生きつづけるこれからの時間にも思いを馳せます。
自然の造形美と木の魔力に畏敬の念を抱くと伴に、設計事務所の一所員として一層身の引き締まる思いがします。

物流が発達し情報化した昨今、
弊所がさせて頂くフルオーダーの建築設計は、建材から工法まで自由度が高い反面、設計者は多様化する選択肢の中で「何を使うか」心をくだくことが多くなります。
一方、本計画のように、「どう使うか」考えることも建築への重要なアプローチです。
施主様のお声、そして木の声によく耳を澄まし、美しい住宅を目指し精進して参りたいと思います。

(bob)


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「等々力の家」が先週、無事竣工致しました。
日程の都合上、内覧会は行えませんでしたが、様子を一挙ご報告します。

上棟時の様子はこちらより↓


「等々力の家」が上棟しました。


ファサードのスリットガラスの白い部分は、断熱材をガラスで挟んで柔らかく光が漏れるような構造を試みてみました。
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ダイニングからリビングの様子です。半層下がったところにリビング、庭と続きます
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天井はタモの練り付け材着色しています。
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南側の庭にはビル用のサッシュを用いて木造用サッシュの制限より大きな開口部が可能となりました。
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玄関の様子です。吹き抜け上部に吊るされたペンダントは外からも伺えるようになっています。


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玄関壁にもタモ練り付け材で仕上げていますが、一部は収納にもなっています。取っ手は設けずに壁面の様な仕上がりです。

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玄関とリビングの間にはこの家で一番立派な格子戸を設けています。


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無垢材の框の間にガラスを落とし込み、押し縁もなくスッキリです。
枠も3方テーパーを設けるなど細かいところをデザインしてより立派に見せています。


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建具上部のルーバーは隠ぺいエアコンのルーバーです。
無垢材の建具のしつらえに負けないように、ルーバー一本一本も長い無垢材を用い、マグネットで脱着できるようにしています。

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ルーバーを取った様子です。
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階段は「正面からの視線の抜け」と「真横から見た美しさ」の両方から映えるように作ることを意図しました。
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ささらは、段板の中央を支持するだけに抑え段裏へのスチールの露出は最小限にしています。
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真横から眺めてもシンプルです。
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手摺子の落とし口は隠ぺいする事が多いのですが今回は階段の段板等下地が無い場所にもでてくる為、プレートをテーパーエッジ加工するなどディテールを気を遣う事で露出するデザインにしました。

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地下にある和室はご家族が楽しむファミリールームです。
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エコカラット壁や下がり天井に銀の揉み和紙を貼る等して、崩しながらも和を演出しました。
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お施主様には事務所の体制も変わる中でも、色々と力をお借りしながら無事竣工までたどり着けた事、この場をかりまして改めてお礼を申し上げたいと思います。
お引渡しの際、工務店の方もおっしゃっていましが今後の付き合いの方が長くなりますのでこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

担当:又吉健仁


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先日、埼玉内にある敷地を所有されるお客さまに向けての1stプレゼンテーションを行いました。
ご要望や敷地の条件等により提出内容は毎回勿論異なりますが、通常1~複数のプランをご提案をさせて頂きます。
すんなり提案が決まる場合もあれば、案や模型をいくつもつくりスタディを重ねて決まる場合もあります。

今回もスタッフ内で色々と検討を行いました。ご要望をくみ取る事は勿論、そこからこの敷地にどの様な空間が一番魅力的なのか。美しいのか。おもしろいのか。試行錯誤します。
最終的に3つの案に絞られましたが提出案に至るまでのいくつものスタディは、普段建築に対して考えている事が形としとしてアウトプットされる楽しい瞬間でもあります。


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(Mata)

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清瀬コーヒーショップ模型.jpg

現在計画中のコーヒーショップです。
八角形の開放的な吹き抜け空間が特徴です。
頭上に広がる八角形の大きな傘の下で、コーヒーを飲みながらゆっくりとくつろぐというイメージで考えております。

aya

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伊豆長岡で平屋建ての住宅を計画中です。
敷地の南側ににビルがあるため、
南側には水平に開き、中庭に向かって垂直に開くことで
気持ちのいい生活空間になることを考えています。
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また、敷地の高低差に合わせ、形をL字に分割することで
ファサードの間延びを抑えて水平ラインを強調し、
シンプルな形でありながら、中庭を中心に各々の空間に
ストーリーを持たせています。(ino)

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11/30(土) 12時~17時にオープンハウスを行います。
しばらくぶりのオープンハウスですが、ご都合の宜しい方は是非足をお運びください。

詳細については下記連絡先までお願いします。

TEL 03-3562-0309 / 杉浦美智 又吉健仁

興野の家OH外観.JPG

興野の家OHアプローチ.JPG

興野の家OH玄関.JPG

興野の家OH和室.JPG

興野の家OH階段.JPG

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「興野の家」リビング→庭.JPG

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現在工事中の住宅、「等々力の家」が上棟しました。


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3階の一番高い昇り梁を架けるところです。
大きな掛け声が響き渡り、隣の工事中の現場の職人さん達も、出て来て様子を覗いています。

私もふるさとに伝わる一子相伝の家宝、「しまんちゅ木槌」を持参して・・・

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打ち込みます!!

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という事はしません^^;
設計事務所の仕事は、上棟の為の「プレカット内合わせ」を行います。

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約20枚近くなるプレカット図で柱や梁のサイズや高さ等を一本一本、
チェックしていきます。
非常に重要かつ時間のかかる作業ですが、正確な図面になるまで工務店と構造設計の方も含めてこの図面のチェックと修正を何回も行います。


川口邸上棟吹き抜け.JPG
生活の受け皿となるダイニング付近からの写真です。
ダイニング上部は吹き抜けがあり、半層下がった先にリビングそして庭へと続きます。
垂直性と水平性をが交差する空間構成がこの家に広がりを持たせています。


川口邸内部模型.JPG
川口邸模型1.JPG

内観模型と外観模型です。

川口邸内観模型.JPG

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設計中に模型やパースを使ってイメージしてきた空間が立ち上がってくる上棟の様子は設計担当者にとっても何度経験しても嬉しいものです!!
又、実際の空間を目の前にして更なる創造欲も湧いてきます!


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お祝いとお守りの意をこめた幣串も。

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丸々1日かけて組み立てて頂きました。お施主様、改めましておめでとうございます。
職人の皆様もありがとうございました。

(Mata)


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間もなく竣工します「興野の家」の様子です。
オープンハウスは11/30(土)の午後から行う予定でこちらの方も後日また案内します。

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少し前に現場には階段がつきました。
設計側のデザインのわがまま?も有り大分遅い時期にとりつけて頂きましたが、無駄な金物も露出せずシンプルで美しい階段ができました。

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親柱も何事もないように立っていますが、職人さんが床下にもぐって収めてくれた渾身の下地によってなりたっています。
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この手摺の曲り部分も然り..満足するものができるまで現場でしかわからない多かれ少なかれのストーリーがあります。工務店・職人の皆様に感謝です。
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無事、形もきれいに納まったところで塗装して頂きました。
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内装の色決めの際は候補の色サンプルを現場で作成してもらいます。
外壁・床・壁・建具などと照らし合わせながらお施主様とイメージを共有しながら決めていきます。

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次回はほぼ完成に近い様子をお伝えできると思います。


(Mata)

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興野の家の足場が外れました。
上棟以後、外観が再びあらわれて、工事もいよいよ最終段階にさしかかっています。

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深い軒と都内でありながら広い前庭が特徴の家です。


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グレーの外壁が木造住宅の形でありながらクールな印象に引き締めています。
お伝えできなかった上棟時の様子も比較しながらご一緒に。
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ファサードの決め手となる軒先です。雨樋は見えない様に且つ薄く見せるように気を付けました。
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出来てしまえば一瞥しまいがちなディテールですが、決めるまではスケッチで提案したり、逆に提案を頂いたりして作成します。
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これからどんどん仕上工事です。次は内装の様子もお伝えできたらと思います。

(Mata)

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先日、地鎮祭の模様をお伝えした興野の家の工事が始まりました。
今回は鋼管杭を用いた併用基礎工法による地盤補強の様子をお伝えします。


約200本の鋼管杭を建物の形にあわせて均等に配置します。
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鋼管杭の深さは事前に行った地盤調査に基づいて、
支持地盤が確認できるところまで打ち込みます。
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震災以降、「耐震」というテーマはより重んじられるようになってきています。
今回の敷地も極端に悪い地盤ではありませんがこうした背景や、
お施主さまのご意向もあわさって鋼管杭を用いた併用基礎工法で行うことになりました。
たまたま敷地周辺にはハウスメーカーによる住宅3件が同時期に着工してますが、
地盤補強まではやっていないようです。
勿論それぞれの事情やメリットデメリットがあるのですが、
こうした一つ一つの可能性の中から取捨選択できる事もアトリエ事務所で家を建てる
ひとつの魅力ではないでしょうか。


Mata

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