麻布での打合せの帰りに東京ミッドタウンを見てきました。(さぼっている訳ではありません)

近年はLEDが普及してイルミネーションが色とりどりに演出できるようになりました。建物の照明分野でも、寿命が短く発熱量の多い白熱球に変わる光源として注目されているようです。

六本木ヒルズからミッドタウンにかけての変化には目を見張るものがありますね。カップルにはおすすめスポットです               (kazu)

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恒例の所内ぎょうざパーティーの様子です。
美男美女(?)を取り揃えておりますので、これから「建物」を考えておられるかたは、お気軽にお声をかけて下さい。
スタッフの顔をお見せすることで営業的には逆効果という意見もありますが・・・  (kazu)

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みなさん品川の原美術館をご存知でしょうか。
原美術館は渡辺仁の設計で昭和13年(1938年)に竣工し、もともと実業家原邦造氏の邸宅であったものを昭和54年(1979年)に現代美術館として開館しました。



70年近くも前の建物ですがデザインをみても新鮮な印象でした。
時代の流れに左右されることのないデザインというものは
やはり目指していきたいものです。



建築は生き物ですから、建てた後も成長していきます。
扱い方によっては良くも悪くもなるものです。
建物を良きパートナーとして考えて大切に扱うことでいつまでも過ごしやすい
良い建物になっていくように思います。



今回写真でお見せできませんでしたが館内や中庭もとても素敵です。
中庭を覆うように配置されている廊下や力強い階段、中庭のカフェで一息つくのも
いいですよ。
近くを訪れになった際には是非よって現代美術を楽しんでみてください。
(atm)


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ミセス12月号(11月7日発売)に目黒の家が掲載されています。
よろしければご覧ください。


洗面所周りです。緑を楽しめる浴室にしました。

玄関の正面に緑が見えます。シマトネリコを植えました。


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南フランスは「ル・トロネ(Le Thornet)修道院に行ったお話です。


この修道院の背景についてはあらゆる文献で触れられておりますため、ここで詳しくは書きませんが、我々が西洋建築と聞いてすぐに思い浮かべるゴシック期の巨大で荘厳なスケールの大きい聖堂建築とは赴きを異にした、簡素で、かわいらしいサイズのゴシック以前のロマネスク期の建物です。
当時キリスト教の中にもいくつもの分派があり、その中でも極めて禁欲的であったシトー派と呼ばれた一派が12世紀末に完成させたとされている修道院です。

私が訪れた日はちょうど今のような抜けるような秋晴れの日でした。
力強いシンボルツリーを横目に聖堂に一歩足を踏み入れると、意図的に極めて限定された深い開口部から、絞りだされるような光が目に飛び込みますが、聖堂内部の輪郭がはっきりしないほど外との明暗が強く、薄明かりの中、目が慣れるまでしばらくその光の美しさだけに見とれる事になりました。



ため息を押し殺すようになぜか恐る恐る空間を歩いていくと、中庭をぐるりと取り囲む回廊空間に出ました。
そこは非常に控えめな柱頭飾りがなされた柱壁を介して中庭に面しており、聖堂と対比するかのように柔らかく優しい光が漂っていました。
回廊を巡ると何度も数段の階段を上り降りさせられる事になります。高低差を利用して中庭のいろんな顔を見る形になり、簡素さゆえに単調になり兼ねない空間のリズムが気持ちよく変調します。禁欲的な修道院において唯一気の抜ける場所でした。



ル・トロネは建築全体で見ても恐らくその土地で切り出した石と瓦の土以外の要素は皆無といっていいほどの素材の限定っぷりです。
それだけに石の荒い質感が際立ち、そこに光が差し込むと石が石らしく使われている事の強さに鳥肌が立ちました。
すばらしい空間に身を置くと「音楽」を連想する事があるのですが、ル・トロネでは上質で力強いピアノソロを思いました。
ドラムやベースといったリズム隊に頼らず、テクニックにも頼らないシンプルでミニマルともいえる旋律に自らリズムや節をしっかりと加えている、そんなピアノでした。


付け加えておくとここル・トロネは交通の便が非常に悪く、休日のツアーやレンタカーで訪れるのが一般的なのですが、お金の無かった私は朝5時前に起きて近くの町から6時間程、山道畦道を歩きやっとの思いで辿りつきました。
その事も私の空間体験を強いものにしているのかも知れません。
どうしようもなくお暇な方だけにオススメします。笑
(choina)

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皆さんは今年の夏、また一つ日本の世界遺産が増えたことをご存知でしょうか。

そうです。島根県の石見銀山遺跡が文化遺産として登録されました。
最近では雑誌やTVなどで取り上げられることも多くなり、石見銀山の知名度は
あがってきたように思います。

今月の某雑誌にも銀山とその周辺の観光地、有名建築などが紹介されています。
それに便乗して、最近観に行った石見銀山以西の見所を2つ取り上げてみようと思います。


一つは現代建築。
益田市にある、島根県芸術文化センター「グラントワ」。



2年前に出来たばかりの文化施設です。
建物の前に立ってみて、目をひくのはなんと言っても
屋根、外壁に使われている赤茶色の瓦です。
この石見地方で盛んにつくられている石州瓦をふんだんに使用した、
重厚感漂う佇まいになっています。



中央には大きな広場があり、そこに水盤がつくられているのですが
内部の回廊から観ると、大きく伸びた庇と薄くはられた水盤からの光の反射が
とても綺麗に感じました。


続いては社寺仏閣の建築物。
益田市よりさらに西に位置する津和野町にある、太皷谷稲成神社です。



200年以上前につくられたこの神社はほぼまちの中心の小高い山に建っていて
そこにたどり着くまでには幾百もの鳥居をくぐらなければなりません。
登りきると鮮やかな朱色の神社が現れ、
振り返ると山々の合間から津和野町が見下ろせます。
中国山地の山間の城下町の風情がよく感じられる場所です。



ちなみに津和野町は町並みも美しく、歩いてみるととても気持ちの良いまちです。
今回は行けなかったのですが、安野光雅美術館や森鴎外記念館などもあり
また是非行ってみたい地です。

島根県。中々関東からは遠く行く機会が少ないと思いますが、
のんびりとした良い所でした。
(hin)

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鎌倉で住宅が竣工しました。
鎌倉というのは、「地霊」を感じる場所だと思います。自然環境に恵まれた、豊かな土地ですが、かつてそこに生活したであろう先人の「気」のようなものが、そこはかとなく漂い、建築のデザインを新たにする場合であっても、何かそれを受け止めるためのエレメントが必要である感じがします。
今回の場合、それは施主の持っていた「シャンデリア」ではなかったかと思います。


この住宅では、シャンデリアを空間の中で顕在化させるために、室内の仕上げを床、壁、天井すべて同一の材料を使用しました。「合板のシリンダー空間」です。
これに対して、1階はモノクロームの空間です。白と黒のタイルを市松状に張り、壁は白、または黒としており、ここでも入り口付近にあるシャンデリアが人を迎えます。

11月から施主の生活がそこで始まる予定です。どのような生活が、そのシャンデリアを中心に営まれていくか、デザイナーとしてはとても興味深く見守り続けたいと思います。(Sugiura)

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現在計画中の「杉並の家」の模型写真です。
敷地には既存樹木であるサクラがあり、それを生かすプランとの要望がありました。
そこでサクラに面した部分と、駐車場に面した部分に空地を対角線上に設け、
塔状のコアを中心に敷地いっぱいに建物が広がったような配置形状にしました。
決して広いとは言えない都市型住居では、敷地いっぱいにボリュームを確保し、
建蔽率に合わせてボリュームを削っていくという設計手法は有効であると感じます。
(USU)

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現在計画中の「市ヶ谷の集合住宅」の模型写真です。
現状地盤が前面道路から5m程度上がっている為、山留工事や地業工事が
重要になります。
高い敷地の特徴を生かす為、大きな屋外階段を設けてエントランスにアクセスする
配置としております。
窓先空地の確保と変形敷地の兼ね合いで、大きなトンネル状ボックスから小さなボックスが貫入しているようなシンプルな形状になりました。
建築計画を縛る各諸条件でもデザイン要素に十分なりえると感じます。(USU)

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松ノ木の家が上棟しました。
地下1階地上3階建のこの家はスキップフロアを特徴とし、それぞれの部屋を仕切ることなく空間をより広く使うことを計画しています。そのために今回用いた工法が木造門型フレーム「GUTT-FRAME工法」です。柱と梁が一体となった門型のフレームを組み立てる事で、木造でも大開口・大空間が実現できます。
設計者も施工者もこの工法を使うのが初めてであったため心配ではありましたが、無事に上棟することができ一同ホッとしました。
門型フレームは内部の仕上げとして現わす予定です。どのような仕上がりになるのか、今から楽しみです。(aki)

木造門型フレーム「GUTT-FRAME工法」:カスタムハウジング株式会社

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