現在発売されている日経アーキテクチュアに、私たちの設計している「阿佐ヶ谷プロジェクト」が掲載されています。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/books/na/20090731/534387/

「200年住宅は戦力になるか?」という特集で、集合住宅の事例として取り上げられています。
阿佐ヶ谷プロジェクトは、国交省が募集している2009年度の「第一回先導的モデル事業」に採択されており、今秋に着工する予定です。
特徴としては、世界初の3次元免震を搭載しており、横揺れのみならず、直下型の地震に対しての免震性能を持っている点、その他にも現在建築履歴を組み込んだSMILEシステムの実証の場としても期待されています。
クライアントであり、構造設計のコラボレーターでもある構造計画研究所の関連ホームページはこちら

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前橋でのリフォーム工事が完了します。
さほど古くない戸建住宅の1階部分の全面リフォームでしたが、外構部分にもかなり手を入れました。

新築と比較すると当然のことながら制約が多く、思い通りにいかない部分も多々あるのですが、そんな中でいかに我々のスタイルを注入できるかチャレンジをしたつもりです。

既存アルミサッシを米松製大型木製建具に取り替えたため、それに合わせてオレンジ色の米松(ピーラー)造作とし、壁・天井は珪藻土塗りというスタイルですが、「和」を意識しながらも古くさくならないよう また、素材の質感を大切にするように心がけました。

オーナー様のご厚意により、8月22日(土)の午後に内覧会を開催します。
関越道前橋インターからほど近い場所ですので、ドライブがてらにお越し頂ければと思います。

見学をご希望されるかたは詳しい案内をさせて頂きますので、当HPのCONTACTにてお知らせ下さい。
(kazu)

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現在発売されていますStereo Sound (夏号)西国分寺の家の地下オーディオルームが掲載されています。評論家の方とお施主様(ご夫婦)の対談が中心です。
オーディオルームを日々楽しまれている様子がうかがえ、設計者としても嬉しい限りです。
ぜひご覧ください。(aki)



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現在建築中の賃貸マンションの山留状況です。
敷地に高低差があり、設計する側も施工する側も難易度が高いものになっていますが、事故もなくすすんで欲しいものです。
現在、現場造成杭(アースドリル杭)の杭頭が露出した状態で、今後躯体を構築することとなります。
斜梁によってふんばっている感じが何となく人間的に思え、「もう少し頑張れよ!」と声をかけたくなります。
(kazu)

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先日、コンクリート打設の様子を見学させて頂いた時の様子です。
一階部分を朝の八時半から昼二時頃までの間、休みなく続く作業は
迫力があり、初めて見る私にとっては見ていて飽きないものでしたが
一発勝負の緊張感も漂う『男気』を感じる現場でした。
私的な話ですが、ちょうど20代も後半戦へ突入したばかりの私にとって
コンクリート打設の事はもちろん、
その他色々と考えさせられた体験なのでした。。。

  *約10分程おきに生コン車が入れ替わり、
   ポンプ車にてコンクリートを圧送します。



  *コンクリートが隅々まで流れる様、
   木槌やバイブレータで流れをスムーズにしています。


  *スラブ上端のレベルを計り鏝とトンボで平滑にしていきます。

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メゾンエルメスの展覧会に行ってきました。

銀座のエルメスと聞けばガラスブロックの外壁で覆われた
特徴的な外観がイメージできるかと思います。
建築に興味のある方ならご存知かもしれませんが、
イタリアを代表する建築家 レンゾ・ピアノが設計した
建築物としても有名です。

昼間に遠くから眺めるとガラスブロックが鈍く輝き、重く、ドシっと
した存在感があり、そして、近づいていくと今度は建物の内部が
徐々に透けて見えてきてむしろ透明感のある、キラキラとした軽快
な建物に変化します。
夜は店内の光を街に対してやわらかく漏らし、まるでランタンのように
変化したりと、様々な表情がありすばらしい建築であると思います。



高級ブランドのお店は入りづらいものですが、実はメゾンエルメスには
ショップ以外に展覧会を開くフォーラムや映画館(予約制)、
小さな博物館が入っていたりしますから、ぷらっと入っても意外と楽しめます。
先日行った展覧会はジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー 展というもので
「The Forty-Part Motet 40 声のモテット」という作品が本当に
すばらしいものでした。



「The Forty-Part Motet 40 声のモテット」(2001 年制作)は、40のパートから成る楽曲のサウンド・インスタレーションです。会場に並べられた40個のスピーカーひとつひとつから、各パートを受け持つ歌い手の声が発せられ、観客は、それぞれの歌い手の間を自由に歩き回るような体験ができます。楽曲の進行とともに音は融合し、やがて空間に反響するひとつの歌声となるとき、我々は目の前のスピーカーが音を発しているという単純な視覚的事実から解放されていきます。アメリカやヨーロッパをはじめとする、どの会場でも、音がその場所の特性を投影し共鳴させる本作品、今回、日本では初めての公開となります。

楕円に並べられたスピーカーの中に座るとまるで音に形があるような感覚になり、
音の奥行きのようなものを感じることが出来ました。
音に包まれるという体験をはじめてしました。
本当にいいインスタレーションでしたし、純粋に本当に贅沢な体験でした。

会期はまもなく終了してしまいますので、気になる方は是非メゾンエルメスまで
足を運んで見てください。

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愛知県蒲郡で住宅が竣工しました。
木造ですが、2階の一部がキャンティレバーで張りだしています。この部分は、水回り(浴室、トイレなどになっています。建物の中央部分は、階段室が上下に貫いており、最上部は屋上となっています。
まだ、外構工事は行っていませんが、かえって設計のコンセプトは読み取りやすいのではないかと思います。

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『My HOME PLUS マイホームプラスVOL.16』に、戸塚の家が掲載されております。ロングライフなキッチンというテーマで、家の中心にもなっている一枚板のキッチンカウンターが息の長いマテリアルとして取り上げられております。ご興味がございましたらぜひご覧ください。

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私達の事務所のある銀座周辺には実にいろんなギャラリーや展示会場があります。
このあいだ、日比谷パティオにて、オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンの展示があり遊びに行きました。
作者が「生命体」と呼ぶ作品達は風を受けることでひとりでに歩き出します。
下の写真の「生命体」は体長13m、体重が100kg強、高さが4.7mほどあるのですが、風が吹くと羽を羽ばたかせ、その動力で上部に付いているペットボトルに圧縮空気を溜め込み、いっぱいになるとそれが逆流し、そのエネルギーで歩きだします。会場で動くところが見れるのですが、ものすごい迫力で、肝を抜かれました。



使われている素材はいたってシンプルで、構造体となる配管用のビニールパイプ、それらを接合するために使う木のダボ栓や紐、ゴムなど、身近で手に入るものばかりです。配管用のビニールパイプはオランダのホームセンターでだいたい15円/mで手に入るそうです。



それらで自転車のクランクのようなクランク軸を組み、クランク軸にトラス状の「足」を繋いだものが基本的な構成です。
動きが大変秀逸で、トラス状の足は馬の足に着想を得たらしいのですが、例えば足首より下の部分を良く見るとアキレス腱の部分にひもが張られており、うまく動きに遊びを作ってあったりします。
そんな細部の積み重ねがあって、本当の動物かのような関節の動きをします。


デモンストレーションで動かす事ができる「生命体」もあり、私も動かしてみましたが、25kgほどの重さのものが指一本でいとも簡単に歩き出します。風速で言うと2km/hほどの風で動いてしまうそうです。
下の写真がそうですが、BMWのコマーシャルで使われていたので見た事がある人も多いと思います。ちなみにこいつは空気を溜めておく能力はありません。



配管材料をアーティスト自身が1本1本手で曲げて組んでいくので、作りは結構荒いです。しかし、「生命体」というからにはある種の大らかな作りが非常に良い相性でした。ただしコンピューターによる力学的解析は非常に入念になされているようです。


ハイブリッドなのか、退化なのか、ある意味捉えどころのない作品です。しかし、展示会場にいる人を見ると大人も子供も、ほとんどの人がすごいはしゃぎ様で、すごく楽しそうだったのが大変印象的でした。
そして環境問題等の最近の潮流と併せて捉えてみると、作者も示唆しているように、どことなく進化の可能性も感じました。
アーティストのホームページやyoutubeなどでも動画を見る事ができますので是非ご覧になってみて下さい。

(chiona)

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一昨年の夏に竣工した『西国分寺の家』の地下オーディオルームが『リスニングルームの音響学』という本の表紙を飾っています。オーディオルームの音響設計をお手伝いいただいた、石井伸一郎先生の著書です。
良い音で音楽を聴く為には、スピーカー等の機材にだけ気を遣うのではなく、室内の環境にも配慮することが大切なようです。
オーディオに興味のある方、これからオーディオルームのある家を作りたいと考えている方はぜひ一度お読みになってはいかがでしょうか。とても参考になると思います。



オーディオルームを日々楽しんでいただいているようで、設計者としては嬉しい限りです。
(aki)

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