千葉・八柱に建築中の住宅の足場が外れました。
2階南側全面には広いテラスがあり、その手摺のデザインは建物全体の印象を左右する重要なファクターととらえています。原寸(1/1)図面を作成し、いろいろな角度から検証した結果が現実のものとして現れました。木製の奥行きのある手摺とすることで、彫りの深い重厚な印象に出来あがったと考えています。
世田谷野沢の家、施工状況です。大分日が延びてきてこの時間でもなんとか工事ができるようになりました。
以前旅行で行ったニューヨークのチェルシーというところは、コンテンポラリーアートのギャラリーが数多く密集しているエリアとして有名です。もともとが倉庫街であった場所を再開発によって、世界中のアートが集まる場所となりました。ギャラリーのスタッフが声を掛けてくることもなく、気軽に出入りできる雰囲気で、アートが堪能てきる場所です。
おもしろい展示をひとつ紹介します。
近づくと、そこはギャラリーいっぱいにバラが咲いていました。蜂やてんとう虫、蜘蛛が花にくっついているかと思えば、タバコの吸殻やお菓子の食べカスなどが道端に捨ててあったり。
もちろん全て造られた一つの作品。
花に囲まれると、自分が小さな虫になったような不思議な感覚です。
もともとの倉庫の空間を利用しているだけあって、空間をダイナミックに利用した作品が多く見られ、とても刺激的な体験でした。
体感できるアートというのは、興味のない方でもとっつき易いのではないでしょうか。
ニューヨークまで行くのはなかなか大変ですが、私たちの事務所のある銀座・日本橋界隈にも負けないほどたくさんのギャラリーが点在しています。ひとつひとつの規模は小さいものの、多種多様な作品が集まっています。日常のスパイスとして、そうしたギャラリーを覘いてみるのも楽しいかもしれません。
(aki)
先日、トルコに旅行に行く機会がありましたので、その時のことを一部ご報告します。
まず、目に付いたのが、どこを見ても屋根に何か乗っています!!田舎の村に行っても、イスタンブールの中心地に行っても、どこでも屋根に乗っています。それは『お湯を作っている』のだそうで、ソーラー給湯器でした。ガイドさん曰く、電気代が高いので節約のために人気があるとのことでした。
日本でも、最近は太陽光発電に関心が高まり普及してきていますが、トルコではもっと身近にあるものなんだと感じました。エコなシステムに関心が高いのでしょうね。日本より普及率が高いのにはびっくりしました。
(aya)
1月16日(土)オープンハウスを 行い、たくさんの方々にご来場いただきました。当日は天気は良かったのですが、大変寒い日だったにもかかわらず、足を運んでいただいた方に、この場を借りてお礼申し上げます。
昨年末に、「東玉川の家」が上棟しました。
一つの節目には違いないのですが、いつも感じることがあります。
上棟の時に感じる「秩序感」が、結局竣工までついて回るということです。考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、上棟時には当然の事ながら仕上げはありません。建物の重要な要素である「壁」すら存在しないのです。それだけに、空間の「骨格」がクリアに表現され、「プロポーション」や「スケール感」が、ストレートに出るのだと思います。
上棟の時に感じるこの感覚は、とても重要です。設計の時に図面や模型で必死にスタディするのは、この感覚を確認する作業に他ならないのです。
建物の要素は、少ないほど、訴えかける力が強いと思います。
当ブログにてご報告しておりましたが、この度市谷砂土原町にて設計監理をしておりました集合住宅(T-TERRACE)が完成致しましたので、オープンハウスを開催致します。
日時:1月16日(土)11:00~17:00
場所:新宿区市谷砂土原町
交通:JR中央線・総武線 市ヶ谷駅より徒歩8分
東京メトロ南北線・有楽町線 市ヶ谷駅より徒歩4分
ご興味のある方は是非足をお運び下さい。下記メールフォームよりご連絡を頂ければ追って詳細をお送り致します。
メールフォーム
また、入居をご検討さてれている方も是非お越し下さい。下記不動産会社URLより賃料の詳細等がご確認頂けます。
http://www.toshokanri.co.jp/ichigaya_omote.pdf
あけましておめでとうございます
本年初めてのアップとなります。昨年末に何件かの大型の住宅が竣工しました。写真撮影などが終わりましたら、今後アップしてゆきますので、ご期待ください。
今年の年賀状は、阿佐ヶ谷プロジェクトのパースでした。構造計画研究所とのコラボレーションで、世界初の三次元免振装置を備え、長期優良住宅として認定されたプロジェクトです。
本年11月に竣工の予定です。現在工事中。
昨年末の投稿でお知らせした、「市ヶ谷砂土原町の集合住宅」、オープンハウスを1月16日(土)に開催する予定です。詳細が決まりましたら、追ってお知らせしたいと思います。ご興味のある方は、是非ご連絡ください。
また、入居にご興味を持たれる方もどうぞ。
この年末にほぼ竣工を迎え、来年2月から入居が始まります。
もともとの敷地は斜面地で、建築をするにあたっては、構造計画上および工事上もかなり難度の高い仕事でした。
部屋のタイプは、ガラス張りのサニタリーと、キッチンスペースをコアとし、残りの生活空間は間仕切りをなくし、住まい手に空間の利用方法をゆだねる形としました。
おそらく、10人の住まい手があれば、10通りの住み方があるのではないかと思います。
入居募集は始まったばかりです。ご興味のある方は下記のメールフォームよりご連絡ください。
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また、取り扱い不動産業者の情報はこちらまで
市ヶ谷田町の交差点から歩いて2分ほどで、閑静な環境です。
サニタリーはガラス張りで、室内と一体化しています。
地下のスタジオタイプの住居です。
彰国社から発行されている「ディテール」で、住宅の階段特集の編集を杉浦が篠崎好明氏、高橋真氏と共同を行いました。
階段は最も設計の「腕」が問われる部分だと思います。単に階を移動する機能のみならず、階段を利用することは、「意識」を変換する機能を持たせる意味を階段は持っていると考えられます。
階段のきれいな空間は、おのずと全体の空間もきれいに納まっています。それだけ、設計力が問われと言ってもいいと思います。
他の設計者の事例を解説しましたが、それぞれが個性に富み、思い入れを感じるものでした。
杉浦事務所の設計例としては、烏山の家の階段が掲載されています。階段の機能を持たせながらも、勾配を極端にゆるくすることで、ストレスのない、自然な空間移動を可能としています。
だいぶ以前の作品ですが、よろしければ、ご覧ください。