阿佐ヶ谷で工事が進んでいた、世界初の3次元免震プロジェクトが、間もなく竣工します。
建築主で、構造設計者でもある構造計画研究所が、知粋館のホームページをアップしました。
http://chisuikan.kke.co.jp/
前橋の家の現場紹介です。
ただいま木工事壁の下地工事と屋根工事をしております。
建物の形と間取りがわかります。
二階です。壁が防水紙だけの段階ですので家全体に障子が貼られている様です。
1階のリビングです。吹抜けの大梁は鉄骨で補強をしてあります。
アプローチポーチの天井です。化粧で表しの天井板と垂木ができています。
屋根は平瓦です。棟や端部の役物をのせています。
これから窓の取付け下地、1階床下地と進んでいきます。
(shu)
謹んで 新春のお慶びを申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年最初のブログとしては、ありきたりですが初詣の風景を・・・
混雑を覚悟しつつ元旦の浅草寺に行ってきました。仲見世でつい買ってしまった人形焼きをほうばりながら参拝の順番待ちをするわけですが、結構スムーズな流れ。仲見世は外部にもかかわらず明るく活気もあり暖かく、待ち時間も楽しく感じられました。警察の誘導でベルトコンベアー式に境内に入ると巨大な賽銭箱?
賽銭箱の中にも警官が立っていて厳戒体制。まあこれが都心の初詣かなという感じです。結局、30分もかからずに参拝終了。神様・仏様もこれだけ多くの人の願いをかなえるのは大変ですね (@_@)
ついでに隅田川を挟んで反対側のスカイツリー!足元の護岸の整備も進められているようで竣工すれば賑わうことでしょう。浅草からのアクセスが魅力ある空間になれば東京が誇れる観光地になるように思います。
(kazu)
今回は樂茶碗で有名な樂家の茶室を見学した話です。
樂家15代目当主 樂吉左衛門氏が、伝統的な茶室とも建築家のつくる実験的なソレとも
異なる「守・破・離」の精神のもとに挑戦したこの茶室は佐川美術館の水庭を利用した「水中に沈む茶室」です。
茶室丸々モックアップを製作したこの茶室には、ここまで考えられているのか・・・と驚く光の仕掛けが随所に散りばめられており、是非体験してもらいたい空間です。
佐川美術館を手前に葦の奥に位置するのが、今回の茶室です
美術館アプローチ
太陽の光が水庭に反射して軒裏に光がゆらゆらと現れます
円筒の中は水露地で円筒に流れ込む水の音を感じる腰掛待合があります
ブラックコンクリートの壁面には水の音がでる為のディテールがあります
東屋と広間を繋ぐジンバブエ産の割れ石の通路です
そのまま広間の外縁につながり、茶室からは人の視線によって石が波際のように
見える磨き方をしていました
茶室に付随する樂吉左衛門館のエントランスロビー
水庭から降りそそぐトップライトは短時間の間に様々な光の表情をつくります
例によって茶室内部は撮影禁止ですが、見学の際には小さな写真集がついております。
場所は京都駅より堅田駅に降りて佐川美術館行きのバスより。
とにかく水を介した光が差す感動的な美術館なので、京都など行く際には是非。
(Mata)
現在工事中の「阿佐ヶ谷プロジェクト」で先日「浮上式」がとり行われました。
「浮上式」とは聞き慣れない言葉ですが、本プロジェクトは3次元免震を組み込んでいます。
その上下方向の免震をつかさどる、空気バネに空気を充填し、所定の高さまで建物を「浮上」させるイベントが行われた次第です。
世界初の3次元免震建物ですが、今後、この「浮上式」が一般的になってくるかもしれません。
建物は、今後外構工事を経て、2011年2月に竣工予定です。(sugi)
今週末恵比寿にて住宅が竣工いたします。
下記の通りオープンハウスをおこないます。
恵比寿3丁目プロジェクト
地下1階地上4階建の重層長屋の住宅です。
都心の住宅街に位置する敷地を最大限に活かし、空間を立体的に構築することで「小さな敷地でも広く住まう」ことを提案しています。
地下には貸室を併設しており、吹抜けとドライコートによって地下とは思えない明るい居室空間を提供しています。
空間構成に限らず、素材へのこだわりを設計当初から念頭におき、仕上材料や造作家具一つ一つを吟味してつくりあげた住宅です。
日時:12月25日(土)12時~16時
場所:渋谷区恵比寿3丁目
詳しい情報をお求めの方は下記メールホームにお問合せください。
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「前橋の家3」上棟しました。前橋での仕事はこれで3件目です。
今年もあと一月となりました。
仕事の中でも、個人的にもいくつかの大事な出会いがありました。
いきなりですが今日はその番外編をご報告します。
淡路島の海岸にて、体長1.5mはあろうかというエイです。
生まれて初めて野生のエイを見ました。
山で出会った野生のうり坊です。食べ物を与えている人がいるのでしょうか。
すぐ傍まで寄って来ました。
近所で出会った飼い犬ならぬ飼い豚です。
普段は皆が眠静まった明け方に散歩をしています。
来年はどんな出会いがあるでしょうか。
恵比寿3丁目プロジェクトの現場は、ようやく足場を解体する段階になりました。
敷地の建築条件を最大限に利用した地下1階地上4階建ての住宅です。中間階のバルコニーが建物に対して斜めに突き刺さったように配置しているため、建物全体に動きが出ています。
内部はまだまだこれからと言った感じですが、年末に向けて急ピッチで作業が進むことでしょう。今から竣工が楽しみです。(aki)
今年の夏休みに瀬戸内国際芸術祭に行きました。残念ながら10月末で終了してしまいましたが、瀬戸内海の7つの島々を会場にアートの祭典が開かれました。
屋内作品の会場のほとんどが島にある廃墟を利用してます。島という立地からも人口の減少、高齢化といった問題は初めて訪れた私にも感じ取れました。今回のアートイベントが住民を元気づけ島の活性化につながる事を目的としているそうで、随所で島民の方と接する機会がありました。作品ももちろんすばらしいものがたくさんありましたが、製作から関わった地元の方やボランティアの方と話をしたり、毎朝持ってくるという地元産の取れたて新鮮野菜を作品近くの休憩所で振舞っていたり、そういった人々との交流が作品をよりすばらしいものにしていると感じました。
いくつか作品をご紹介します。
小豆島の作品で、観光スポットとしても有名な棚田の中に竹で作られたドームです。ドームの高さは15mもあります。夏の暑い日でしたが、高床式になっており下からも風が通り抜けて非常に涼しい空間でした。
男木島の作品で、地元の住民が製作に関わったそうです。各家に眠る思い出の新聞や雑誌、手紙などを持ち寄り丸めた『思い出玉』という作品です。
会期中は訪れた人も製作に参加でき、成長していく作品でした。
女木島です。女木島は鬼が島のモデルになった島です。この島は冬にものすごい強風が吹くらしく、それに備えて住宅の周囲をオオテと呼ばれる高い石垣で囲っています。
空家を利用した作品で、展示スペースと庭にこのオオテをイメージした舞台があります。この作品を手がけた大学生による、作品展示やコンサートなどが催されるそうです。
アートを通してその土地の魅力を発信したり、アートが人々を繋いだり、とても素敵なまちおこしだと思いました。次回は3年後ですが、機会があればぜひ訪れてみてください。(aya)