これまで当たり前のように使っていたベニア板がなくなりました。
東北の大手供給元が震災の直撃を受けたことによります。
そんな中で、工務店の努力により確保してもらった資材は貴重です。
竣工後、約半年経ちましたが、先日竣工写真を新写真工房の堀内氏に依頼して、撮影してもらいました。
(撮影はすべて新写真工房・堀内広治)
現在、リビングデザインセンターオゾンにて「建築家100の模型展」が開催中です。
私たちも「東玉川の家」を出展しております。
http://www.sugiura-arch.co.jp/work/residence140sqm/2010_HTA/
好評につき、期間が延長され5月10日(火)までとなりました。
構造別新築およびリフォームと、テーマ別に展示された多くの住宅がパネルと模型で紹介されています。
住宅の考え方はもちろん、模型の表現方法も様々で興味深い展示となっています。
ぜひ、ご覧頂ければとおもいます。
■会場:リビングデザインセンターOZONE 5F特設会場 入場無料
開館時間:10:00〜19:00 水曜休館 〜5月10日まで
住所:東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
お問い合わせ:リビングデザインセンターOZONE TEL.03-5322-6500
また、本展は5月19日より東京ビックサイトにて開催されるイベント「スタイルハウジングEXPO」内で巡回展示されます。
■スタイルハウジングEXPO2011〜日本最大の住宅総合展示会〜
会期:5/19(木)〜5/22(日)
(shu)
小津安二郎の「東京物語」を見ました。端正さと、厳格さ、特に小津独特のローアングルカットは日本人ならではの「床」の文化を感じさせます。(sugi)
阿佐ヶ谷計画が竣工しました。建物は「知粋館(ちすいかん)」と名づけられました。
竣工式が3月3日でしたが、その直後に震災に遭遇しました。
地下に設けられた、3次元免振装置です。先日の地震は、約40%くらい減衰されました
。
先日、早起きして高崎に出かけました。レーモンド設計の井上房一郎邸です。
美しくかけられた屋根によってもたらされる気持ちのいい天井高さの変化と、丁寧にデザインされた造作家具による居場所の作り方が大変素晴らしいです。思わず長い間実測し続けてしまいました。
また、現在で言う所の全館空調に取り組んでいるのですが、意匠だけにかたよらず、住宅そのものの居心地を追求する作家としての姿勢に大変刺激されます。
また、前川國男自邸などもそうですが、この時代の良い住宅からは、空間に生き生きとした表情をつける方法の巧みさについて毎回勉強させられます。
(choina)
現在(株)第一プログレスから発行されておりますLiVES(VOL.56)に昨年末竣工した
恵比寿3丁目プロジェクトの地下賃貸部分が掲載されています。
個性派賃貸を取り上げた『デザイン物件レビュー』の特集内に掲載されております。
よろしければご覧ください。
上の写真をご覧になって、何か気づかれる事がありますか?
写真の道路は「千駄木プロジェクト」の現場近くで写したものですが、区でコミュニティ道路として指定されており、無電柱化の整備がおこなわれています。
千駄木地域には、歴史的建物や史跡、公共施設が数多くあり、地域の人々や見学者の方々の利用を考えて、交通の安全性、景観などを考えて電線を地中化することになったようです。
残念ながら現場の前の道路はまだ普通の電柱・電線があるのですが、こうした地域ごとの動きが普及していくと、街の雰囲気も変わっていくのではないでしょうか。
千駄木プロジェクトは先日無事上棟いたしました。(aki)
室生寺の五重塔を久しぶりに訪ねました。
木立から建物が顕在化された姿は、日本人の美意識そのものだと思います。
学生の頃、土門拳の写真集で室生寺を見たのが最初の出会いでした。
その後、何回か訪ねていますが、知る限り最も美しい塔状建築の一つであるとの思いは変わりません。(sugi)