以前、彰国社のディテールで編集をご一緒した建築家・篠崎好明氏にお誘いただき、氏の最近作を直々にご案内いただき、拝見する機会があった。いつもながらのコンクリートのシャープなディテールは、以前にも増して凄みすら感じるものであった。今年72歳だからこれから黄昏れてゆく等と冗談を言っておられたが、建築の円熟味と完成度は、一つひつとの小さな事の積み重ねの重要性を教えてくれた。(sugi)
「武蔵浦和のスロープのある家」がまもなく竣工します。
つきましては、オープンハウスを4月13(金)、14(土)、15(日)日に開催します。
近況写真をご紹介します。
版画も設置します。
オープンハウスの要項を近日発表いたします。
「代田の家」がまもなく竣工いたします。
今週足場もはずれ、建物外観の様子が確認できました。
現在は器具取付や最後の仕上げ、外構の工事を進めています。
外観の様子です。
室内は化粧垂木・柱、天井など木が現れ、珪藻土壁の質感も含めて温かみを感じる空間になりそうです。
中庭の向こうに見える塔状のボリュームは「塔の部屋」とよんでるサイレントスペースです。
格子床を介して1階→2階→ペントハウス階→屋上とつながっており、
2階から梯子を上って屋上にも上がれます。
竣工に向けて、植栽計画もすすめております。
植栽は良くお世話になっている、猪俣造園さんと一緒に畑を見ながら検討しています。
その様子も一部紹介いたします。
シンボルツリーにはカツラを植える予定です。
クロガネモチの株立ちです。樹形もよく立派ですが少し高さご要望に満たないところです。
モミノキも候補としてあがっています。
ファサードの下草にオタフクナンテンを計画してます。
「代田の家」は庭も広く、リビング以外に和室前や浴室前などいくつかビューポイントがあります。庭も含めて竣工が楽しみな住宅です。
(Mata)
新建築社より出版されています「日本集合住宅20例」に私共が共同設計しました「知粋館」が掲載されています。
「知粋館」は2011年2月に竣工し、世界初の3次元免震装置をとりいれた集合住宅です。
中国語版となっていますが、内容は「新建築2011 8月号」でも確認できますので
ご興味ありましたらバックナンバー等でご確認下さい。
私共HPのWORKS内でも簡単な紹介をしております。
こちらも御覧になって下さい。
http://www.sugiura-arch.co.jp/work/selection/2011_ASA/
先日、私たちが設計した東玉川の家で、テレビの撮影が行われました。
テレビ東京の「建物図鑑」というミニ番組で、4月から毎週日曜日の22:48から5分間ほど放映されます。4月1日(日)または8日(日)に今回撮影分が放映されるとの事です。
詳しい内容が決まりましたら、またブログにアップします。
雑誌「ディテール192号」で、「まちに建つちいさな家のディテール」の特集をしていますが、私たちで設計した辻堂の家が掲載されています。
湘南の明るい空を室内に導く事を意図して、テント屋根にした「立体的田の字プランの家」です。よろしければご覧ください。
「武蔵浦和のギャラリーハウス」が間もなく竣工致します。版画飾るギャラリーのような家で、大きな空間をスロープでめぐります。オープンハウスを近日開催致します。詳細決まりましたらお知らせ致します。
先日「沼津の家」が上棟した。どんな建物でも建ち上がった姿に初めて対面するこの上棟の瞬間はすごく楽しみで、また恐怖でもある。実際対面してみて堂々とした姿に感激し、少しホッとした。
今回の施工は初めてお付き合いする修善寺の職人集団で、木材の加工はプレカットではなく昔ながらの手刻みである。この上棟の日を迎えるまでに工務店の社長や大工さんと何度も打合せを行った。普通の大工さんなら何か難しいデザインの部分があると、「そんなのやった事ないからできない。」から始まって、僕達がいろんな角度から説明し、必死に説得する事になるのだが、今回の大工さんは設計担当である僕の前では難しい顔1つせず前向きな提案をくれる。その前に舞台裏では相当悩んで考えておられるらしい。しかし根本的に知恵を絞る事を楽しんでおられるように見える。
上棟式の前に僕が現場で写真を撮っていると、自分達の作った建物がより良く見えるように必要以上に片付けを始められ、僕の顔をみてニコッと笑う。誇りを持って仕事をされているのだなと感じ、とても嬉しくなる。
大人の余裕を見せつけられ頼もしく、こんな職方もいるのだと感激している。学ぶ事の多い現場になりそうだ。負けないように一緒に作らせて頂きたい。
式を開いて下さった建主さんには本当に感謝。キャラクターの浮き上がる素敵な自己紹介を頂き、職方の印象にも残ったようだった。
(choina)