エクスナレッジ社より5月17日に発行されました「木造住宅のディテール集」に
”隅柱のない和室の開口部”として吉祥寺の家が
”オーディオルーム設計4つのポイント”として浜田山の家が
それぞれ掲載されております。是非ご覧ください。
先日、地鎮祭の模様をお伝えした興野の家の工事が始まりました。
今回は鋼管杭を用いた併用基礎工法による地盤補強の様子をお伝えします。
約200本の鋼管杭を建物の形にあわせて均等に配置します。
鋼管杭の深さは事前に行った地盤調査に基づいて、
支持地盤が確認できるところまで打ち込みます。
震災以降、「耐震」というテーマはより重んじられるようになってきています。
今回の敷地も極端に悪い地盤ではありませんがこうした背景や、
お施主さまのご意向もあわさって鋼管杭を用いた併用基礎工法で行うことになりました。
たまたま敷地周辺にはハウスメーカーによる住宅3件が同時期に着工してますが、
地盤補強まではやっていないようです。
勿論それぞれの事情やメリットデメリットがあるのですが、
こうした一つ一つの可能性の中から取捨選択できる事もアトリエ事務所で家を建てる
ひとつの魅力ではないでしょうか。
Mata
僕にはいつも自分の近くにいて欲しい家具や文具、本などがあります。
押し付けがましくなく、謙虚な佇まいでいながら楽しそうに揺らいでいるもの。
更には「星の王子様」の一輪の花よろしく何か自分だけの思い入れがそこにあると、
もの一つで自分の頭の中の空間が一気に広がります。
ついこの間、建主さんより那須のお土産ということで地元の(?)陶芸作家さんの
作品の湯のみを頂きました。文句なしのお気に入りになりそうです。
これから長く付き合っていきます。ありがとうございます。
choina
現在設計中の「興野の家」の地鎮祭が行われました。
春らしい心地よい天気の中、段取り良く進みこれから始まる長い工事に向けて良いスタートとなりました。
お施主様及びご家族の皆様にはいつも細かいお気配りを頂き、また本日もユーモアある挨拶を決めて頂き改めてお礼申し上げます。
神主さん工務店の方々が準備してくれて
皆で工事の無事を祈ります。。。
今後の現場監理も引き続き気合いを入れて頑張りたいと思います!
(Mata)
エクスナレッジ社から3月23日に出版された書籍「世界でいちばん住みたい間取り」に、庭のある間取りとして「稲田堤の家」が掲載されています。よろしければご覧ください。
千葉県の市川市にて計画中の住宅の経過をご紹介します。
以前ブログにて紹介しておりますが、当時は屋根形状を勾配屋根にて
計画しておりました。建物の外観をよりシャープにシンプルかつ大胆な
構成にしましょうと、お施主様との打合を経て検討を続けておりました。
屋根をフラットルーフとし、2階の一部を片持構造とすることで、
2階の(平面的に)L型の箱部分が浮いているような表情になりました。
地面から立ち上がっているリブ状の2つの箱の上にキュービックな箱が
軽快に浮いているような外観になることを意図しております。
リブ状の箱の開口部はルーバー材を取り付けて、風・日光を取り入れ
つつ、開口部があると分かり難くすることで、リブ状の箱を一体的な
シンプルな意匠にしたいと思います。
プランは中庭をL型の箱と水廻りのI型の箱と外壁が囲むように配置した
コートハウス型となっております。近隣からの視線が気にならないので、
中庭はのびのびとくつろげるアウトドアリビングと呼べます。
計画敷地は南・西・北と3方向開けておりますので、北側の外観も
シンプルに構成したいと思います。雨樋・縦樋・エアコンのドレン管
などの設備を見せないで納めることも検討しております。
基本設計が終了し、これから実施設計に移ります。
基本設計時に出てきた、様々なアイデアのディテールを実施設計図面
に落とし込んでいく作業がこれから始まります。 (USU)
先のBlogでお伝えしました、杉浦事務所の住宅作品を扱った本が遂に出来上がりました!
タイトルは
美しい住宅をつくる方法
です。
3/23に書店に並びAmazonでもお買い求めできます(\2,200+税)
大きさにもこだわり手に取りやすく持ち運びやすいサイズですので是非、お手にとってご覧になって下さい。
(サイズ比較)
それにしても、家つくり同様成果が形となって出来上がるのは嬉しいものです^^;
協力していただいた皆様本当にありがとうございました。。。 担当/ 又吉健仁
この度、エクスナレッジ社から杉浦英一建築設計事務所の住宅作品を通して家のつくりかたやエッセンスを解説した本を出版予定です。
(表紙見本)
編集者の方々との打合せでは、読み手の意識や作り手の意図なども学ぶことができ、建築に対する視点も新鮮なものでした。約10ヶ月間続いた作業もいよいよ大詰めとなりましたので簡単に紹介いたします。
戸建住宅を中心に120個近くからなる項目を9つの章に分けて紹介してます。
(扉絵見本)
中身は写真を大きく扱ったり図面をアイソメにしたページなども多く用意し、目でも楽しめるようにしました。巻末の牽引リストをQRコードにして昨年リニューアルしたホームページとの連動も図っています。
(中身見本)
(牽引リスト見本)
レイアウトや本の形を決めるまでに自分達で実際の大きさでサンプルを作ったり、同じ事例でもパターンを検討したりしました。
(ページスタディ)
現在は写真の色や質感、文字の確認など最終チェックの段階です。
(色校正)
スムーズに行けば再来週頃には書店にならぶ予定です。まだ完全な終わりではありませんが、この本に関わって下さった多くの方々に御礼を申し上げます。
ありがとうございました!!
発売の際は又報告します。
(Mata)