家は建物だけではなく、そこに植物が入るとさらに魅力がまし引き立つものです。
先日、建設中の家のための樹木を選定にお施主様と深大寺の造園業者の畑に行きました。
様々な樹を実際に見て、建物と共に植えられた姿をイメージしながら選定しました。
ご自身がお選びになるとその樹への思い入れも強いものとなると思います。
家とともにここで選んだ樹木が永く育っていってくれたらよいなと思いました。
植栽の選定の後、皆さんで深大寺のお蕎麦をいただきました。
東京に拠点を置く弊社にとって、関西を飛び越え過去いちばん遠い場所となる広島での新築物件でした。
2週に1度のペースで監理を行い、昨年はまさに24回の広島出張!片道4時間の新幹線はややハードでしたがお好み焼きでパワーを充填しながらの竣工引渡しとなります。
外断熱+左官材の柔らかな佇まいの外壁と、杉型枠コンクリート打放しのハードな外壁+塀を組み合わせることで、品格を高めることができたのでは と考えています。この家とともにオーナーご家族様が幸せな歴史を積み重ねていかれることを切に願うばかりです。 (kazu)
2月末に行われていた「かながわ建築祭2017」内で行われている茶室デザインコンペティションに今年も行ってまいりました。
4回目となる今年は、例年よりも力の入った提案が多く感じられコンペの盛り上がりも熱が入ってきている様に思われます。
コンペ会場の馬車道駅内に実物が展示されている優秀賞の3案です。
優秀賞の内のひとつ「ランドスケープとしての茶室」。周辺環境(ランドスケープ)が限られたスペースでも、茶室そのものが緑等を伴ったランドスケープとなる事で都市の中の新しいコミュニケーションの場となる案です。
切り込みを入れたMDFボードを組み合わせる事で空間を構成。その隙間に緑を設けています。室内に落ちる影も2畳程度の小空間に奥行を生んでおもしろい。
応募した私の案です。茶室の腰張りや、下地窓にしばしば表れるパターン(柄)。日常ではテキスタイルや食器等に現れるパターンも見ているだけで明るくなる感情から、従来のワビサビとはことなった気持ちが明るくなる茶室がつくれないかと思い、今回はパターンそのものが茶室の構造となる案を考えました。素材は連量153Kg以上のマーメイド紙を用い、パターンを切り折り、繋ぎ合わせる事で互いの自重で支えあう構造です。
過去の様子もこちらでご覧になれます。
(Mata)
2017年5月
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