昨年に続き、今年も「かながわ建築祭」の茶室コンペに応募致しましたのでその様子をお伝えしたいと思います。
例年の様に優秀賞の3作品が実際に展示されています。
左からシナベニヤ板を用いた茶室・発泡スチロールを用いた茶室・ダンボールで構成した茶室。
限られたコストと制作時間の中で、2畳の空間を構成する「構造」・「素材」について、面白いアイディアが色々と発見できるのがこの茶室コンペの醍醐味です。
厚さ1.6mmのシナベニヤ板をボルトとナットで繋ぎ、軽やかな構成の茶室。
ダンボールのルーバー材で構成した茶室。
躙口からの様子。立方体のマッスを対角線方向にくり貫いた様にルーバーを配置する事で、視線の抜け方が豊かなになる面白いアイディアです。
私の今年の案は、本をおもてなしのツールの一つと捉えた案です。3種類の本棚、計20個を使用した茶室は構成自由で、天井の高低や窓の有無、室内の粗密感等、数パターンの茶室が作れます。更に、飾る本を組み合わせれば、人それぞれのオリジナル茶室ができるというコンセプトです。
来年も優秀賞目指して、トライします!
(Mata)