2012年の初めにふさわしい写真を ということで、昨年末に訪れた奈良の薬師寺です。

国宝である薬師寺の東塔は、創建時から1300年の年月を重ね、その老巧化から将来に残すための改修工事に踏み切ったようですが、平成30年までの長期に渡り、解体・修理が行なわれるようです。

工事方法の詳細はわかりませんが、現在、東塔の横に巨大な足場のみの仮設物がたちあがり、工事の困難さ・慎重さが伝わってきます。

薬師寺東塔は各層に張り出した裳階(もこし)により、他の寺社の塔とは異なる形状で、屋根の重なりが美しいリズムを醸し出しています。

再建された西塔や、薬師寺全体の伽藍配置を目の当たりにすると、当時の美学や技術力の高さが感じられます。        (kazu)

2012年1月10日 11:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

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