遅い夏休みで両親の実家である熊本に帰りました。祖母の住む熊本市内から鹿児島に程近い人吉市まで一昨年よりSLが復活しているという事を知り、乗って来ました。
週末のみでしかも一日往復1本しか走っていないので、熊本からの行きの切符はとれず、何とかとれた帰りに乗る事にしました。線路は急流下りでも有名な琉摩川と併走する形で、まずは人吉の山あいを走り抜けます。




途中、山あいの駅で10分ほどの休憩があり、ここぞとばかりに写真をとりまくりました。黒光りして何とも言えず無骨で美しい姿です。




イベント事の1つとなめていましたが、動力は完全に石炭のみだそうです。
また、車内のデザインもとても良くできており、「レトロ」という言葉が先行してしまったような鼻持ちならないデザインではなく、非常にバランスのとれた内装だと思いました。




車両ごとに樹種が違いますが、こちらはローズウッドを贅沢に使った座席です。床はフローリング。




先頭車両と最後尾はラウンジ席になっています。




SLは山あいを抜けると最後に田園風景を走り、熊本駅に到着します。




しかしなんといっても圧巻だったのが運転席でした。「機械」ってかっこいい。。。

何か非常に愛着を持つ事ができ、情が移るような感じを受けました。僕を含め乗客の人たちは子供のように目を輝かせていましたし、実際に車で追いかけてくる「追っかけ」の方々もいました。
「シュシュポッポ」という完全に一定ではなく、あるゆらぎを持った煙を吐く音、汽笛の音、それに機能がそのまま形になった用の美。そういったもののせいか生き物と接しているような錯覚がしました。全国には他にも3~4程のSLがあるようですが、おすすめです。
(choina)



2011年9月20日 21:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

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