さいたま市の別所沼所公園に「ヒアシンスハウス」という名の家が建っています。
24歳の若さで病で亡くなった立原道造氏が構想していたスケッチをもとに
2004年に再現されました。
家といっても5坪ほどの小屋で、ベッドと長テーブル、トイレが附属してあるだけ。
机や寝具脇にある窓が印象的です。
屋根裏部屋を切り取って・・。外を眺めてウトウトしそうな・・。
狭いけど不思議と落ちつく空間です。

写真でみると手のひらにのりそうなかわいさです


内部の様子



窓が印象的でした



スケッチ


立原氏がこのヒアシンスハウスを思い描いていたのは80年ほど前。
数年前の学生コンペなどでは分棟型のプランが流行ってました。
時代をさらに遡れば茶室や、場所を変えればツリーハウスのような
世界中にも魅力的な小さな家や小屋が存在します。
時代や国境をこえて、人には小さな空間を
心地よいと感じる感覚が共通してあるのだと思います。
部屋を広くするだけじゃなく、一室サイレントスペースのような部屋を設けるのも
心落ち着く住まいの提案になるかもしれません。

(Mata)

2011年7月22日 11:36 | コメント(0) | トラックバック(0)

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