今回は樂茶碗で有名な樂家の茶室を見学した話です。
樂家15代目当主 樂吉左衛門氏が、伝統的な茶室とも建築家のつくる実験的なソレとも
異なる「守・破・離」の精神のもとに挑戦したこの茶室は佐川美術館の水庭を利用した「水中に沈む茶室」です。
茶室丸々モックアップを製作したこの茶室には、ここまで考えられているのか・・・と驚く光の仕掛けが随所に散りばめられており、是非体験してもらいたい空間です。


佐川美術館を手前に葦の奥に位置するのが、今回の茶室です


美術館アプローチ
太陽の光が水庭に反射して軒裏に光がゆらゆらと現れます


円筒の中は水露地で円筒に流れ込む水の音を感じる腰掛待合があります
ブラックコンクリートの壁面には水の音がでる為のディテールがあります


東屋と広間を繋ぐジンバブエ産の割れ石の通路です
そのまま広間の外縁につながり、茶室からは人の視線によって石が波際のように
見える磨き方をしていました


茶室に付随する樂吉左衛門館のエントランスロビー
水庭から降りそそぐトップライトは短時間の間に様々な光の表情をつくります

例によって茶室内部は撮影禁止ですが、見学の際には小さな写真集がついております。
場所は京都駅より堅田駅に降りて佐川美術館行きのバスより。
とにかく水を介した光が差す感動的な美術館なので、京都など行く際には是非。

(Mata)

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現在工事中の「阿佐ヶ谷プロジェクト」で先日「浮上式」がとり行われました。
「浮上式」とは聞き慣れない言葉ですが、本プロジェクトは3次元免震を組み込んでいます。
その上下方向の免震をつかさどる、空気バネに空気を充填し、所定の高さまで建物を「浮上」させるイベントが行われた次第です。
世界初の3次元免震建物ですが、今後、この「浮上式」が一般的になってくるかもしれません。

建物は、今後外構工事を経て、2011年2月に竣工予定です。(sugi)

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今週末恵比寿にて住宅が竣工いたします。
下記の通りオープンハウスをおこないます。

 恵比寿3丁目プロジェクト
地下1階地上4階建の重層長屋の住宅です。
都心の住宅街に位置する敷地を最大限に活かし、空間を立体的に構築することで「小さな敷地でも広く住まう」ことを提案しています。
地下には貸室を併設しており、吹抜けとドライコートによって地下とは思えない明るい居室空間を提供しています。
空間構成に限らず、素材へのこだわりを設計当初から念頭におき、仕上材料や造作家具一つ一つを吟味してつくりあげた住宅です。

日時:12月25日(土)12時~16時
場所:渋谷区恵比寿3丁目









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「前橋の家3」上棟しました。前橋での仕事はこれで3件目です。

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