今年もあと一月となりました。
仕事の中でも、個人的にもいくつかの大事な出会いがありました。
いきなりですが今日はその番外編をご報告します。


淡路島の海岸にて、体長1.5mはあろうかというエイです。
生まれて初めて野生のエイを見ました。




山で出会った野生のうり坊です。食べ物を与えている人がいるのでしょうか。
すぐ傍まで寄って来ました。



近所で出会った飼い犬ならぬ飼い豚です。
普段は皆が眠静まった明け方に散歩をしています。


来年はどんな出会いがあるでしょうか。




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恵比寿3丁目プロジェクトの現場は、ようやく足場を解体する段階になりました。
敷地の建築条件を最大限に利用した地下1階地上4階建ての住宅です。中間階のバルコニーが建物に対して斜めに突き刺さったように配置しているため、建物全体に動きが出ています。
内部はまだまだこれからと言った感じですが、年末に向けて急ピッチで作業が進むことでしょう。今から竣工が楽しみです。(aki)


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今年の夏休みに瀬戸内国際芸術祭に行きました。残念ながら10月末で終了してしまいましたが、瀬戸内海の7つの島々を会場にアートの祭典が開かれました。
屋内作品の会場のほとんどが島にある廃墟を利用してます。島という立地からも人口の減少、高齢化といった問題は初めて訪れた私にも感じ取れました。今回のアートイベントが住民を元気づけ島の活性化につながる事を目的としているそうで、随所で島民の方と接する機会がありました。作品ももちろんすばらしいものがたくさんありましたが、製作から関わった地元の方やボランティアの方と話をしたり、毎朝持ってくるという地元産の取れたて新鮮野菜を作品近くの休憩所で振舞っていたり、そういった人々との交流が作品をよりすばらしいものにしていると感じました。
いくつか作品をご紹介します。



小豆島の作品で、観光スポットとしても有名な棚田の中に竹で作られたドームです。ドームの高さは15mもあります。夏の暑い日でしたが、高床式になっており下からも風が通り抜けて非常に涼しい空間でした。

男木島の作品で、地元の住民が製作に関わったそうです。各家に眠る思い出の新聞や雑誌、手紙などを持ち寄り丸めた『思い出玉』という作品です。

会期中は訪れた人も製作に参加でき、成長していく作品でした。

女木島です。女木島は鬼が島のモデルになった島です。この島は冬にものすごい強風が吹くらしく、それに備えて住宅の周囲をオオテと呼ばれる高い石垣で囲っています。

空家を利用した作品で、展示スペースと庭にこのオオテをイメージした舞台があります。この作品を手がけた大学生による、作品展示やコンサートなどが催されるそうです。

アートを通してその土地の魅力を発信したり、アートが人々を繋いだり、とても素敵なまちおこしだと思いました。次回は3年後ですが、機会があればぜひ訪れてみてください。(aya)

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阿佐ヶ谷プロジェクトの現場です。
今週より外部足場の解体が始まり、いよいよ建物がお目見えして来ました。
現場では建物内外に渡り、竣工めがけてまっしぐらに工事を進めている状況です。
免震装置の振動試験などがあるため竣工は来年2月ですが、上屋自体は来月にはほぼ完成する予定です。
乞うご期待下さい。

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以前東北方面に旅行に出かけた時に、非常に興味深い空間の仏堂を見てきました。
福島県の会津若松にある”さざえ堂”という建物です。正式名称は円通三匝堂
(えんつうさんそうどう)というらしいのですが、外観がサザエの貝殻に似ている
ことから”さざえ堂”と言われるとのこと。




外観がサザエの貝殻のような形をしておりますが、内部は外観からも想像できる
ような”2重螺旋の構造”になっております。
堂内は一続きの回廊となっており、昔は順路に沿って三十三観音や百観音などが配置され、
右回りに三回匝る(めぐる)ことで参拝できるようになっていたとのことです。

内部の構造は中央のコアに向う梁と、螺旋状に上がって行く登り梁が綺麗な架構を組んで
おり、江戸時代にこのような木造建築を造る技術に関心させられました。

そしてこの建物の空間の大きな特徴である”2重螺旋構造”という言葉の響きが好きで、
楽しげな空間が造れるのではないかと錯覚してしまいます。
順路に従って内部の写真を並べてみたいと思います。
登りです
頂上です
降りです

ぐるぐる廻りながら一筆書きの内部空間です。先へ先へずっと続いて行く回廊は、大げさに
言うと閉塞感と無限性が同居した不思議な空間だと感じました。

先が見通せないことは閉塞的ではありますが、「この先にはまだまだ空間が続いているんだ!」
という心理的な空間の広がりを感じられる要素は普段設計している住宅にも生かせると思いました。

”先の見通せない空間の豊かさ”や”隣の部屋とどう接続させるか”などなど最近私の興味のある
キーワードです。

(USU)


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